平成26年度は、研究成果の一部を広く研究者と実務家双方に還元することを意識した。一方の研究者に対しては、論文2件〔藤川健(2014年7月)「構造不況期における小規模金型製造企業の存立基盤」『大阪経大論集』第65巻第2号、藤川健(2014年8月)「金型産業の技術競争力の再考」日本中小企業学会編『アジア大の分業構造と中小企業(日本中小企業学会論集33)』同友館〕、学会発表1件〔藤川健(2014年12月)「金型産業における新たな技術競争力」『日本経営学会関西部会第610回例会』(高知大学)〕、図書1件〔藤川健(2014年4月)「中小企業における海外直接投資の課題」佐竹隆幸編著『現代中小企業の海外事業展開-グローバル戦略と地域経済の活性化-』ミネルヴァ書房〕を発表した。とりわけ、論文の中に収録されている「金型産業の技術競争力の再考」の論文は平成26年9月13日に中小企業学会若手研究奨励賞を受賞した。 他方の実務家に対しては、日刊工業新聞社が刊行する金型の総合雑誌『型技術』への連載4件〔藤川健(2014年12月)「金型を製造する企業の類型化」『型技術』第30巻第1号、藤川健(2015年1月)「大手プレス用金型製造企業の技術的な競争」『型技術』第30巻第2号、藤川健(2015年2月)「大手プラスチック用金型製造企業の技術的な競争」『型技術』第30巻第3号、藤川健(2015年3月)「大手鍛造用金型製造企業の技術的な競争」『型技術』第30巻第4号〕、地方自治体が主催した講演会1件〔藤川健(2015年2月)「金型産業の経営実態」『第2回 松原市産業振興勉強会』(松原市役所)〕を通じて発信した。
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