研究課題/領域番号 |
25780269
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研究機関 | 麗澤大学 |
研究代表者 |
圓丸 哲麻 麗澤大学, 経済学部, 助教 (00636996)
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研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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キーワード | Consumer Ethnocentrism / 準拠集団 / 関係性マーケティング / リレーションシップ・マーケティング |
研究実績の概要 |
当該年度研究成果として、下記の論文×3本、報文×1本を作成した。論文①「日本におけるConsumer Ethnocentrismの探索的研究」、経営会計研究、第19巻1号、pp.1-18(査読有)。本論文は、本研究の基盤概念であるConsumer Ethnocentrisumuの基礎研究をレビューすると共に、学生を対象としたアンケート調査を行い、日本においてConsumer Ethnocentrism概念が有効に作用するかどうかを検証した研究である。 論文②「Relationship between Clothing Consciousness and Clothing NormsーConsideration on Reference Group-」、Global Alliance of Marketing & Management Associations 2015 Conference at Florence、pp.17 掲載頁未定(査読有)。本論文は、ファッション消費において準拠集団意識がどのように作用するか、そしてその意識は外国製品と国産製品とを対象にした場合どのように作用するかを実証的に検証した論文である。 論文③「リレーションシップ・マーケティングと関係性マーケティングの比較研究-信頼概念からの考察-」、麗澤経済研究、pp.16 掲載頁未定(査読有)。本論文は、現在マーケティングにおいて重要視されているリレーションシップ・マーケティング研究をレビューし、日本と欧米においてその解釈が異なることを明示した理論研究である。 報文①「学生の被服意識と着装規範の関係-準拠集団意識からの考察-」、繊維製品消費科学、第55巻12号別刷、pp.15-12(査読有)。本論文は、ファッション消費において準拠集団意識がどのように作用するか、学生を対象とした探索的実証研究論文である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
当該年度は、研究が進展し、まだまだ探索的な研究が多いものの結果として成果物を作成することができた。また、一昨年度の遅れを取り戻すことができた。本年度は、昨年度の研究結果を基盤にさらに踏み込んだ調査を行い、論文にまとめたい。
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今後の研究の推進方策 |
今後の研究方策として、本年度5月には、昨年度の研究を基盤としたアンケート調査を予定している。その結果を基に8月締切の研究誌へ投稿予定である。加えて、その調査結果を基盤に、消費者の愛国消費と広告表示の関係を調査すべく、10月ごろに別のアンケート調査を予定している。
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次年度使用額が生じた理由 |
本年度の調査は学生を対象としたものが多く、実質調査会社へ依頼した調査は1回程度であった。また欧米への渡航も計画通りできず、次年度使用額として繰越すこととなった。
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次年度使用額の使用計画 |
次年度は、大規模な調査を2~3回計画しており、また欧米への学会発表および調査のための渡米を計画している。
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