本研究は、ライフスタイル研究を基盤とし、社会的ライフスタイル(規範)が消費を規定することを明らかにした。本研究では特に、震災以降の内向き消費の現象を解明すべく、環境危機下における社会的ライフスタイルとしての愛国心と、内向き消費意図としてのConsumer Ethnocentrism(以下CET:自国中心主義的消費)との関係を検討した。 調査の結果、CETに対して、PatriotismやNationarismといった愛国心が寄与することが明らかになった。 加えて、日本人とアメリカ人、そして日系アメリカ人のCETおよび愛国心を比較し、それらが統計的に有意差があることが確認された。
|