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2015 年度 実績報告書

新製品開発チームの市場学習が新製品の開発プロセスと成果に及ぼす影響

研究課題

研究課題/領域番号 25780273
研究機関帝京大学

研究代表者

石田 大典  帝京大学, 経済学部, 助教 (80507872)

研究期間 (年度) 2013-04-01 – 2016-03-31
キーワード新製品開発 / 両利きの市場学習 / 実証研究 / メタアナリシス
研究実績の概要

平成27年度では、両利きの経営(Organizational Ambidexterity)に関するメタアナリシスと両利きの市場学習に関する調査・分析を行った。
両利きの経営に関するメタアナリシスでは、53篇にのぼる論文を基に、両利きの経営が組織のパフォーマンスに及ぼす影響について、検討した。メタアナリシスによる分析の結果、両利きの経営と組織のパフォーマンスの有意な相関関係が支持された。また、両者の関係へ対して、実証研究が行われた国の文化や測定尺度が影響を及ぼしているのかどうか検討した結果、モデレータ効果は確認されなかった。
日本企業を対象とした調査では、上場製造業企業562社を対象として、2段階の調査を実施した。第一回目の調査では、202票の回答を得た。第二回の調査では、205通の調査票を送付し、157票の回答を得た。このように2段階の調査設計を採用することで、コモン・メソッド・バイアスを排除することができた。分析の結果、アドホクラシーな組織文化は両利きの市場学習へプラスの影響を及ぼしており、有機的な組織構造はマイナスの影響を及ぼしていた。また、両利きの市場学習は新製品パフォーマンスに対して、プラスの影響を及ぼしていた。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2016 2015

すべて 学会発表 (2件)

  • [学会発表] 「両利き」の市場学習が新製品成果へ及ぼす影響2016

    • 著者名/発表者名
      石田大典
    • 学会等名
      日本商業学会関東部会
    • 発表場所
      専修大学、東京都千代田区
    • 年月日
      2016-03-12
  • [学会発表] Organizational Ambidexterity研究のメタアナリシス2015

    • 著者名/発表者名
      石田大典
    • 学会等名
      日本商業学会関東部会
    • 発表場所
      青山学院大学、東京都渋谷区
    • 年月日
      2015-12-19

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公開日: 2017-01-06  

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