当該助成金の補助事業期間を延長したので,平成27年度(3年目)では,当該研究成果を公表することを主に手掛けている. 1.独自の手法で,消費者の購買「退屈」現象を抽出できた.既存研究に比べて,消費者の購買意欲と滞在時間の非線形関係及び非単調増加関係を判明した. 2.提案手法は,説明変数を離散化することで,消費者の滞在時間と購買背景における幾つかの組合せで高い購買確率に至るパターンが認識できた. 3.異なる商品と売場において,購買行為の意思決定感度による決定閾値の特徴も明らかにできた. 4.従来の手法に比べて,消費者行動の新しい認識方法の有効性を示したとともに,消費者の意識・行動の違いを分析することで新しマーケティング活動支援における有意性も確認できた. 5.消費者の店内行動の可視化シミュレーションを作成した.
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