(1)日本の女性ホームレスは、FEANTSAのホームレスの4類型(ETHOS)の定義を当てはめると、欧米と同様の傾向が確認できる。すなわち「Rooflessness(野宿)」は少なく「Houselessness」「Insecure Housing」「Inadequate Housing」など野宿以外のホームレス類型で多く存在している。 (2)女性ホームレスは、いわゆるホームレス対策の「ホームレス」とは異なる、別の福祉政策の対象カテゴリーとして把握・対応され、制度毎に集計される公的統計からは「見えない」存在となっている。
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