本研究は、児童養護施設における入所児童の「問題行動」に焦点を当て、その対応方法について考察していくものである。職員が児童のどのような行動に苦慮し、そして「問題行動」ととらえるのか、職員の考える「問題行動」とは何か。さらにそれらの行動に対しての対応方法を、児童養護施設職員への量的・質的調査を通して明らかにし、問題行動への対応を連携して行うことができるよう、誰もが対応できるよう、チャート化することを目的としている。 具体的には、調査により、①児童養護施設における児童の「問題行動」と職員の対応の実態を量的に把握する、②聞き取り調査により、実際の「問題行動」への対応方法とチームケア、連携の実態を明らかにする、を把握していく。この二つの調査結果を踏まえた上で、③児童養護施設職員がチームとして、児童のケアを行えるように支援する方法を検討する。 平成26年度については、育児休暇を取得したため、資料収集や整理を行うことのみに留まっている。
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