研究成果の概要 |
本研究は、児童養護施設(以下施設)における入所児童の「問題行動」とその対応について職員への量的、質的調査を通してその現状を明らかにするものである。量的調査については、全国児童養護施設協議会に掲載されている施設601か所、職員数16,672人を対象に、調査票(自記式・無記名方式)を用いた郵送調査を実施した。回収数は2,600件であった。質的調査については6施設10名のインタビュー調査を実施した。 施設は、児童の継続的支援が当然必要であるが、子どもの「問題行動」に対してはシステマティックに対応し、報告・相談の流れがスムーズである必要がある。チーム対応の重要性が明らかになった。
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