研究課題
若手研究(B)
表示規則とは、どのような場面でどのように情動を表出すべきかといった情動表出に関するルールのことである。本研究では、言語表出の調整という側面に着目し、多様な場面を含む言語的な表示規則の発達過程を検討することを目的とした。定型発達および自閉症スペクトラム障害(ASD)のある児童を対象に課題を実施し、児童期において年齢が上がるにつれて内心と発言の一致率が低くなること、ASDのある児童も言語表出をより適切に調整していることが明らかになった。
発達心理学