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2014 年度 実施状況報告書

うつ病を合併したパニック障害に対するアクセプタンス&コミットメントセラピーの効果

研究課題

研究課題/領域番号 25780409
研究機関滋賀医科大学

研究代表者

田中 恒彦  滋賀医科大学, 医学部, その他 (60589084)

研究期間 (年度) 2013-04-01 – 2017-03-31
キーワードパニック障害 / 認知行動療法 / アクセプタンス&コミットメントセラピー
研究実績の概要

平成26年度は認知行動療法とACTそれぞれのプログラム・マニュアルを完成させた。をまた,実際に担当するセラピストの養成を行いつつ,実際に6名の患者に対してプログラムを実施した。また,滋賀医科大学臨床研究開発センターと連携し,新規にパニック障害患者を受け入れる体制を整えつつ,ランダム化の手続を含む患者エントリの手続きを全て臨床開発センターで進めていく体制を整えた。
26年度に問題となったのはセラピスト間でプログラムの成績が異なるということであった。これは,養成中の一部のセラピストがマニュアル実施において充分な習熟に達していないことを意味している。さらに教育をすすめて,治療者間でのプログラム遂行率,改善率などの統一を図っていく予定である。
平成26年度には本研究の被験者に実施した認知行動療法を事例方向として投稿し受理されている。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

4: 遅れている

理由

プログラム実施者の養成に対して時間がかかってしまっている。認知行動療法実施者に必要な認知行動療法尺度の得点に至っていない。模擬面接等の回数を増やし,より適切に実施ができるように行っていく。

今後の研究の推進方策

平成27年度は治療者の技術向上を行いつつ,プログラムを実施していく予定である。すでに市民公開講座などを行い,パニック障害についての知識の啓発と本研究への参加のお願いを行っている。今後もこのような試みを継続して行い,より参加者の増加を促していく予定である。
また,27年度より,研究協力医師を3名追加を行っている。これにより,より速やかにスクリーニングからエントリまでの手続きが行える予定である。

次年度使用額が生じた理由

セラピー実施者のトレーニングが遅れているため,人件費の計上費用が低くなった。

次年度使用額の使用計画

実施者のトレーニングを進めていく。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2015

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件、 オープンアクセス 1件)

  • [雑誌論文] 不安障害治療における行動療法でオノマトペがなぜ有用か?2015

    • 著者名/発表者名
      田中恒彦 岡嶋美代 小松孝徳
    • 雑誌名

      人工知能学会論文誌

      巻: 30 ページ: 282-290

    • DOI

      http://doi.org/10.1527/tjsai.30.282

    • 査読あり / オープンアクセス

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公開日: 2016-06-01  

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