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2013 年度 実施状況報告書

新しい職域における臨床心理専門職養成のための教育プログラムの開発

研究課題

研究課題/領域番号 25780412
研究種目

若手研究(B)

研究機関広島大学

研究代表者

大塚 泰正  広島大学, 教育学研究科(研究院), 准教授 (90350371)

研究期間 (年度) 2013-04-01 – 2016-03-31
キーワード産業臨床 / 臨床心理学
研究概要

平成25年度は,まず,臨床心理士養成大学院へのアンケート調査および現地視察を実施した。全国の臨床心理士養成大学院(専門職大学院を含む)を中心に,産業領域に関する講義・実習等の有無,具体的な教育プログラムの内容,カリキュラム以外での職域における臨床心理専門職養成のための取り組み(学外における勤務,公開講座の開催など),産業領域に関する大学院生の興味・就職状況などに関するアンケート調査を実施した。分析の結果,産業臨床を専門とする専任教員数,産業臨床に関する講義科目,実習科目,課外実習,セミナー等の開催,研究所・研究会などの設置のいずれにおいても,産業臨床に関する専門家を養成するには不十分な状況であることが明らかになった。なお,本調査結果は「臨床心理士養成大学院における産業臨床教育に関する調査」(広島大学心理学研究,13,243-249)にまとめた。また,先駆的な取り組みを実施している大学院等を訪問し,職域における臨床心理専門職養成のための教育プログラムのさらに具体的な内容を伺うとともに,現状における課題や問題点などについて聴取した。さらに,新たな教育プログラム作成に関するディスカッションを訪問先教員と行うこともできた。また,海外における産業保健心理職養成のための教育プログラムに関する最新情報の収集も行った。ヨーロッパ産業組織心理学会および職場の心理社会的要因に関するアジア太平洋専門家ワークショップに参加し,日本における調査結果を発表し議論するとともに,海外における産業保健心理職養成のための教育プログラムに関する最新情報を収集した。以上から得られた成果をもとに,職域における臨床心理専門職養成のための教育プログラム案を試作する準備を整えた。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

当該年度に予定された研究の目的をおおむね達成することができた。

今後の研究の推進方策

予定された研究計画に従って今後も研究を継続する。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2013

すべて 雑誌論文 (1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] 臨床心理士養成大学院における産業臨床教育に関する調査2013

    • 著者名/発表者名
      大塚泰正
    • 雑誌名

      広島大学心理学研究

      巻: 13 ページ: 243-249

  • [学会発表] Training programs for occupational mental health-care specialists in Japan2013

    • 著者名/発表者名
      Yasumasa Otsuka
    • 学会等名
      4th Expert Workshop on Psychosocial Factors at Work in the Asia Pacific
    • 発表場所
      Ayutthaya, Thailand
    • 年月日
      20131128-20131129

URL: 

公開日: 2015-05-28  

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