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2014 年度 実施状況報告書

ひきこもり状態に対する認知行動療法プログラムの開発と普及

研究課題

研究課題/領域番号 25780416
研究機関徳島大学

研究代表者

境 泉洋  徳島大学, 大学院ソシオ・アーツ・アンド・サイエンス研究部, 准教授 (90399220)

研究期間 (年度) 2013-04-01 – 2017-03-31
キーワードひきこもり / 認知行動療法 / CRAFT / 行動活性化療法 / 社会的スキル訓練 / 行動コミュニティ心理学 / 対話型オンライン訓練
研究実績の概要

本研究はひきこもり状態への2つの認知行動療法プログラムの作成、効果検証、そして普及を目的としている。
一つ目のプログラムは、ひきこもり状態にある人の家族を対象としたコミュニティ強化と家族訓練(Commnuity Reinforcement and Family Training:以下,CRAFT)である。CRAFTプログラムに関しては、プログラムを作成しその効果検証を行った。
二つ目のプログラムは、ひきこもり状態にある人を対象とした行動活性化療法(Bahavior Activation:以下,BA)である。本研究では、Kanterらのモデルに基づいた行動活性化プログラムを作成し、その効果検証を行った。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

当初予定していた計画に沿って、おおむね順調に進展している。

今後の研究の推進方策

本研究で作成した2つのプログラムの効果検証に加え、コミュニティ作りの観点も加えた、ひきこもり状態への包括的認知行動療法プログラムの構築を目指す。また、本研究で作成したプログラムの普及のために、対話型オンライン訓練(online training:以下OLT)の効果を検証し、効果的な普及方法について検討を加えていく。
これらのことを踏まえて、本研究の総括を行う。

次年度使用額が生じた理由

予定していた学会の参加旅費が安価であったため。

次年度使用額の使用計画

本研究の成果を発表するための学会参加費として使用する。

  • 研究成果

    (11件)

すべて 2014 その他

すべて 雑誌論文 (5件) (うち査読あり 2件) 学会発表 (4件) 図書 (1件) 備考 (1件)

  • [雑誌論文] ひきこもり状態がQuality of lifeに及ぼす影響2014

    • 著者名/発表者名
      野中俊介・境 泉洋
    • 雑誌名

      心理学研究

      巻: 85 ページ: 313-318

    • 査読あり
  • [雑誌論文] ひきこもり経験と遂行機能の関連 : 気分障害の影響について2014

    • 著者名/発表者名
      横瀬洋輔・境 泉洋・武田知也・高橋奈央・野中俊介
    • 雑誌名

      臨床心理学

      巻: 15 ページ: 704-711

    • 査読あり
  • [雑誌論文] ひきこもり問題をめぐる近年の動向について2014

    • 著者名/発表者名
      近藤直司・境 泉洋
    • 雑誌名

      心と社会

      巻: 45 ページ: 124-130

  • [雑誌論文] 認知行動療法によるひきこもりの家族支援 : 罰なきコミュニティづくりをめざして2014

    • 著者名/発表者名
      境 泉洋
    • 雑誌名

      医学のあゆみ

      巻: 250 ページ: 274-278

  • [雑誌論文] 書評「CRAFT 依存症家族のための対応ハンドブック」2014

    • 著者名/発表者名
      境 泉洋
    • 雑誌名

      精神療法

      巻: 40 ページ: 167-168

  • [学会発表] 成人期発達障がいに対する認知行動療法における臨床上の創意工夫2014

    • 著者名/発表者名
      金澤潤一郎・伊藤正哉・山本 彩・高橋知音・境 泉洋
    • 学会等名
      日本認知・行動療法学会
    • 発表場所
      富山国際会議場(富山県富山市)
    • 年月日
      2014-11-01 – 2014-11-03
  • [学会発表] ひきこもり経験者に対する単純活性化の効果2014

    • 著者名/発表者名
      境 泉洋・妹尾香苗
    • 学会等名
      日本児童青年精神医学会
    • 発表場所
      アクトシティ浜松(静岡県浜松市)
    • 年月日
      2014-10-11 – 2014-10-13
  • [学会発表] Effect of brief behavioral activation for adolescents with prolonged severe social withdrawal (HIKIKOMORI) in Japan.2014

    • 著者名/発表者名
      Sakai, M., Seo, K., Inahata, Y., & Miyamoto, M.
    • 学会等名
      EABCT2014
    • 発表場所
      World Forum (The Hague, Netherlands)
    • 年月日
      2014-09-10 – 2014-09-13
  • [学会発表] ひきこもり状態にある人の家族を対象とした認知行動療法による支援:CRAFTプログラムの応用2014

    • 著者名/発表者名
      境 泉洋
    • 学会等名
      日本心理臨床学会
    • 発表場所
      パシフィコ横浜(神奈川県横浜市)
    • 年月日
      2014-08-23 – 2014-08-26
  • [図書] CRAFT 薬物・アルコール依存症からの脱出:あなたの家族を治療につなげるために2014

    • 著者名/発表者名
      吉田精次・境 泉洋
    • 総ページ数
      134
    • 出版者
      金剛出版
  • [備考] 徳島大学大学院ソシオ・アーツ・アンド・サイエンス研究部境 泉洋研究室

    • URL

      http://web.ias.tokushima-u.ac.jp/motohiro/index.html

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公開日: 2016-06-01  

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