研究課題
若手研究(B)
本課題では、ADHD治療薬を未服薬の成人期のADHD者に対して個人形式の認知行動療法を実施した。補償方略の習得を中心とした認知行動療法を実施することで、未服薬のADHD患者の生活の困難さを軽減できる可能性が示唆された。また調査研究からは、補償方略の習得が生活の困難さを軽減できること、ADHD症状や併存症状に対して薬物療法を併用することで治療効果が高まる可能性があること、さらに感情調節困難に対しても焦点を当てた心理療法を実施することで生活改善に繋がる可能性があることが示唆された。
発達障がいへの認知行動療法