研究課題
若手研究(B)
本研究の目的は,懐かしさ感情の特性を明らかにし,懐かしい記憶と精神的健康との関連を検討することであった。本研究の結果から,(1)懐かしさ感情は“ポジティブ感情”“リラック”“哀愁”の3因子構造であることが示された。(2)懐かしい音楽でもレミニセンス・バンプが確認されたことから,懐かしさ感情の喚起にアイデンティティが関連していることが示唆された。(3)懐かしい記憶を想起することで,精神的健康とポジティブ感情が高まることが明らかとなった。
臨床心理学