研究課題/領域番号 |
25780440
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研究種目 |
若手研究(B)
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研究機関 | 地方独立行政法人東京都健康長寿医療センター(東京都健康長寿医療センター研究所) |
研究代表者 |
中里 和弘 地方独立行政法人東京都健康長寿医療センター(東京都健康長寿医療センター研究所), 東京都健康長寿医療センター研究所, 研究員 (90644568)
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研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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キーワード | 死別 / 遺族 / 在宅 / 在宅療養支援機関 / グリーフケア |
研究概要 |
今後、多死社会を迎える我が国では、在宅で患者を看取る家族(遺族)の増加が見込まれることから、在宅療養支援機関におけるグリーフケア(遺族ケア)の充実が求められる。本研究の目的は、在宅看取りに対応している在宅療養支援機関のグリーフケアの実態を明らかにし実践内容と障壁を具体的に整理することで、グリーフケアのあり方を検討することである。 本年度は、グリーフケアに関する先行研究を体系的に整理する中で、がん医療に携わる心理士向けの専門書において「グリーフケア(遺族ケア)」を執筆した。そして在宅におけるグリーフケアに関して、文献整理、次年度に実施する質問紙調査に向けた情報収集及び予備調査を行い、在宅療養支援機関におけるグリーフケアの内容を確認した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
グリーフケアに関する知見を専門書において執筆した。そしてグリーフケアを実践している在宅療養支援機関に予備調査を行うことで、次年度に実施する質問紙調査に向け、より調査対象の視点を反映した枠組みや内容に確定することができた。
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今後の研究の推進方策 |
予備調査を行い確定した内容を基に、多機関を対象とした質問紙調査・面接調査を実施し、在宅療養支援機関のグリーフケアの実態把握、ケア実践内容と障壁を具体的に整理する。
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次年度の研究費の使用計画 |
我が国のグリーフケア研究はホスピス・緩和ケア病棟を中心に検討され始めたばかりである。在宅療養支援機関のグリーフケアは、内容の難しさ、医療・介護の制度上の支援がない点だけに留まらず、組織の支援体制の構築の難しさも加わり、グリーフケアをテーマに研究を遂行することは極めて困難である。このような現状から、今年度は早急に調査を行うのではなく、意義ある研究を実施するためにまずはグリーフケアの知見の発表、先行文献の整理、実際にケアを実践している支援機関への予備調査を優先した。以上の理由から質問紙調査を次年度にしたことにより、調査の実施費用が残額として残った。 質問紙・面接調査における調査費用(印刷代・発送費・データ入力費・旅費等)で使用する。
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