研究課題
若手研究(B)
我々が日常生活で直面する問題の中には,過去の経験が役に立たず,新しい解を創造する必要のある問題が数多く存在する。このような問題を解決するための認知過程は洞察と呼ばれる。そして洞察が生じると,あたかも突然「解がひらめいた」ように飛躍的に問題が解決される。本研究は,眼球運動が洞察の生起とある程度関係している可能性があることが示唆された。さらに,他者の情報を与えて実験参加者に社会的比較を行わせることが,洞察の生起を潜在的に操作するための有効な手法であることが明らかにされた。
認知心理学