研究課題
若手研究(B)
本研究では、社会教育職員のライフストーリーにもとづき、社会教育職員の力量形成の過程を分析した。その結果、まず、職員のアイデンティティや力量形成を日常的な実践における弁証法的な過程としてとらえることの重要性を提起した。次に、社会教育職員の力量とは、コミュニティに「横」のつながりをつくるだけではなく、「縦」のコミュニティをもつくるときに構築されるものであることを明らかにした。最後に、こうした社会教育の研究方法にとって、「学習」や「実践」の定義が重要であることを指摘した。
教育学