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2014 年度 実施状況報告書

道徳教育における自然概念と崇高概念――ドイツ教育哲学とフランクフルト学派の視点

研究課題

研究課題/領域番号 25780497
研究機関関西学院大学

研究代表者

白銀 夏樹  関西学院大学, 教職教育研究センター, 准教授 (00335712)

研究期間 (年度) 2013-04-01 – 2017-03-31
キーワードホルクハイマー / ドイツ環境教育 / 道徳教育
研究実績の概要

平成26年度は以下の研究を進めた。
1.現代ドイツにおける「自然」概念について。ハーバーマスの「自然」概念への注目が集まっていることが確認された。また環境教育においては、「持続可能性への教育」が主流になっているが、他方で原子力発電の問題などは学校教育における議論の題材となっていることも確認できた。
2.ホルクハイマー資料館での資料収集にあたった。ホルクハイマーの思想の変化を確認しながら、共同研究者であったアドルノとの相互の影響関係も確認できた。
3.学習指導要領の改訂の経緯を確認し、「崇高」概念について、戦後の宗教教育問題とともに、天野貞祐のカント理解などから再検討できる可能性を確認した。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

海外での情報収集・資料収集も完了した。現在、論文作成に向けて、収集した資料の整理を行っている。国内出張による資料収集に遅れがあるが、平成27年度に実施予定である。

今後の研究の推進方策

平成27年度は海外出張と国内出張を伴う調査を行い、研究成果の公表を予定している。

次年度使用額が生じた理由

平成26年度末の国内出張予定を体調不良によりキャンセルしたために次年度使用額が生じた。

次年度使用額の使用計画

平成27年度上半期に出張を行う。出張の遅れによる研究の遅れはないものと予測している。

研究成果

(1件)

すべて 2015

すべて 雑誌論文 (1件) (うち謝辞記載あり 1件)

  • [雑誌論文] アドルノ教育論の社会心理学的基盤2015

    • 著者名/発表者名
      白銀夏樹
    • 雑誌名

      教職教育研究

      巻: 20 ページ: 51-70

    • 謝辞記載あり

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公開日: 2016-06-01  

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