本研究では、オーラル・ヒストリー(聞き書き)を用いた国内外の教育実践について横断的に調査し、それぞれの教育実践の共通性と特殊性を国際比較によって明らかにした。 具体的には、①アメリカ合衆国ジョージア州の公立学校レイバン・カウンティ高校およびNPO法人Foxfire Fund, Inc.によって取り組まれているフォックスファイヤープロジェクト、②NPO法人共存の森ネットワークが主催する「聞き書き甲子園」、③筑波大学附属坂戸高等学校の科目「環境調査」で行われている聞き書きの授業を対象に、三者の影響関係や同異を明らかにした。
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