このプロジェクトにおいて、フラーレンC60結晶をゼロ次元から高い次元に構築し、結晶格子をもつメソポーラスフラーレンからなる新しいナノカーボン材料の一群を開発することに成功した。 溶媒和したフラーレン結晶からの穏やかな熱条件による溶媒の脱離が孔の形成に重要であった考えられる。極端な高温処理では、フラーレン結晶はπ共役を持つsp2-炭素の堅牢な骨格をもつ新しい類のナノポーラス炭素に変換された。これらの新しいナノポーラス炭素は、市販の活性炭と比して優れた電気化学容量と芳香族化合物のセンシング特性を有する。
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