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2013 年度 実施状況報告書

細胞レベル3次元RI可視化システムの開発

研究課題

研究課題/領域番号 25790073
研究種目

若手研究(B)

研究機関東京大学

研究代表者

島添 健次  東京大学, 工学(系)研究科(研究院), 助教 (70589340)

研究期間 (年度) 2013-04-01 – 2015-03-31
キーワードピクセル型検出器
研究概要

本年度はまず高分解能素子の原理検証を行うため、ピクセル化が進んでいるシンチレータ結晶と光検出器を用いた高分解能素子の検討を行った。光検出器としては2mm角500μmピッチのSiPM(Silicon Photomultiplier)アレイおよびPSD (Position Sensitive Detector)タイプの光検出素子を用いて検出実験を行った。また外部の大型検出器としてはGAGG結晶およびAPD検出器を用いたPETモジュールを作製し、144チャネルに関して動作確認を行った。本検出器からの信号はToT (Time over Threshold)方式を用いて読みだすASIC (Application Specific Integrated Circuit)を用いて作製し、またFPGA (Field Programmable Gate Array)を用いてコインシデンス測定を行うシステム及びデータ取得ソフトの開発を行った。これにより非対称PET型のコインシデンスシステムの設計を完了した。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

ピクセル型高分解能検出器の検討および、サイズの異なる非対称型PETシステムの同時計数システムの構築を行いこの部分は順調に進展している。一方で半導体素子に関してはノイズ等を含めた検討および検出器作製までの設計および時間が必要なためまずシンチレータおよび光検出器での検討を進めた。

今後の研究の推進方策

本年度までに構築した非対称型のPET検出器を用いて、原理検証のためのPETイメージング実験を行う。まずはシンチレータおよび光検出器を用いてより細かい数100μmピッチのアレイ型検出器を作製し分解能の向上を目指す。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2014 2013

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (2件)

  • [雑誌論文] Recent Developments in Pixelated Gamma Ray Detector and Imaging System (ピクセル検出器を用いたガンマ線イメージングの展開 高分解能ポジトロン断層法検出器を中心に)2014

    • 著者名/発表者名
      Kenji Shimazoe
    • 雑誌名

      Journal of the Vacuum Society of Japan

      巻: 57 ページ: 66-70

    • DOI

      10.3131/jvsj2.57.66

    • 査読あり
  • [学会発表] デジタルシリコンフォトマル及びその応用2013

    • 著者名/発表者名
      島添健次,織田忠, 高橋浩之, Florian Scheneider,Ian Somlai,Sibylle Ziegler
    • 学会等名
      応用物理学会
    • 発表場所
      京都市・同志社大学
    • 年月日
      20130916-20130920
  • [学会発表] 小型ピンホールガンマカメラの開発2013

    • 著者名/発表者名
      島添健次,高橋浩之, 佐藤浩樹,薄善行 ,鎌田圭 , 吉 川彰
    • 学会等名
      応用物理学会
    • 発表場所
      京都市・同志社大学
    • 年月日
      20130916-20130920

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公開日: 2015-05-28  

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