研究課題
本年度はまず、数十μmから数百μmのサイズである細胞レベル可視化のための必要な技術である500μメートルピッチおよび200μメートルサイズのシンチレーター結晶アレイの製作を行った。本結晶アレイとディジタルシリコンフォトマル検出器を接合し位置分解が可能であることを確認した。一方で保護用のガラスによる光の分散についても見積もりを行った。また同結晶をTSV型の高密度実装が可能である3mm角のMPPC(Multi Pixel Photon Counter)と接合し電荷分割方式で読み出すことで位置分解およびエネルギースペクトルの取得が可能であることを確認した。これにより原理的に200μオーダーの空間分解能が達成可能である。また新しい光検出器であるdigital SiPMとGAGGシンチレータを用いたプロトタイプPETシステムの試作を行い、PETとして動作が可能であることを実証した。画像再構成方法はMLEMを用いてデレンゾファントムを用いて評価をおこなった。
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Physics in medicine and biology
巻: 60(4) ページ: 1664-79
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Nuclear Instruments and Methods in Physics Research Section A: Accelerators, Spectrometers, Detectors and Associated Equipment
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10.1016/j.nima.2014.04.008