本研究では、超重元素のひとつである113番元素(E113)の酸化還元電位やその5価イオンの錯形成反応を明らかにするために、フローインジェクション分析法に基づくオンライン連続溶媒抽出装置ならびにオンライン液体シンチレーション測定装置を新たに開発した。既存の連続溶解装置と開発した溶媒抽出装置を連結し、短寿命モリブデン核種のオンライン抽出実験に成功した。また、フロー電解装置を用いたMnの酸化実験を行い、トレーサー量では特異的に電極に吸着する事を新たに見出した。これを利用して酸化電位を決定できる可能性が考えられる。
|