本研究では、X線マルチビームを用いたライブイメージングの3次元可視化法の開発を目的として、動的試料の透過像を異なる3方向から同時に計測することが可能なX線トリスコピックイメージング装置の開発と、得られたマルチビームライブ画像から動的試料の3次元像や情報を再構築することが可能な解析手法の開発を行った。マルチビームを用いたライブ計測では、30Hzのフレームレートで動的試料の計測が可能であることを確認した。また、試料形状や測定条件に応じて2通りの3次元可視化法の検討を行い、実際に装置を用いて得られた画像に適用することで、ライブ画像の3次元化を行えることを確かめた。
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