研究課題
若手研究(B)
本研究では,頂点作用素代数の既約表現のみたすモジュラー微分方程式と,頂点作用素代数の関係について考察を進めることで以下の成果を得た.(1)アフィン頂点作用素代数の既約指標の空間が5次元以下2次元以上の場合には,常にあるモジュラー微分方程式の解空間となることを示した.(2)モジュラー微分方程式を用いてヴィラソロ頂点作用素代数を特徴づけた.(3)3階のモジュラー微分方程式の解析により存在が予想されていた頂点作用素代数が存在しないことを証明した.
頂点作用素代数