研究課題
若手研究(B)
偏微分方程式を用いて細胞内、及び、細胞間のウイルス感染動態を記述する数理モデルを開発した。また、開発した数理モデルの数理解析より、“ウイルス感染を特徴づける動的指標”の定式化を行い、数理モデルの力学系的構造・安定性を調べた。次に、培養細胞を用いたHIV-1感染実験から得られた、感染細胞内のタンパク質発現時間の累積分布データより、発現時間分布(すなわち、偏微分方程式に用いられている確率密度関数)を推定した。
数理科学・数理生物学