大質量星の最期である超新星爆発の瞬間(ショック・ブレイクアウト現象)を可視光で初めて捉え、宇宙の主要構成要素である星の最終進化段階の姿及び爆発メカニズムの解明を目的とし、1m木曽シュミット望遠鏡KWFC及び8.2mすばる望遠鏡HSCを用い、世界初の高頻度超新星探査を行った。木曽では、KWFCの機器整備を行い、遠隔自動観測により1年あたり100晩の観測を3年間行った。目的の天体は発見できなかったが、理論モデルによる予想とは無矛盾である。すばる望遠鏡では、データ解析専用PCを設置し、爆発直後の超新星を5天体発見した。同データから、300万太陽質量の小さな活動的ブラックホールの同定にも成功した。
|