赤方偏移z~1に至るような宇宙論的遠方に位置する、Flat Spectrum Radio-loud Quasar (FSRQ)天体といった活動銀河核からの超高エネルギーガンマ線放射と、宇宙に充満する銀河系外背景光の研究を行った。 FSRQ天体の一つPKS 1510-089(z=0.36)の解像型大気チェレンコフ望遠鏡MAGICを中心とした多波長観測を行い、その成果がAstronomy & Astrophysics誌に発表された。他にz=0.94の、これまで知られた中で最も遠方の天体S3 0218+357や、z>0.5の天体H 1722+119からの超高エネルギーガンマ線信号の検出に成功した。
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