ヒッグス粒子がゲージボソンを伴って生成される事象について、ヒッグスがb-クォークに崩壊しゲージボソンがミューオンを含む崩壊をした場合について、LHC が最大エネルギーを8から13 TeVに向上させた状況で、トリガー効率を高く保つための研究を継続した。 ATLAS検出器のエンドキャップ部ミューオントリガーについて、前年度までに完成していた磁場内部のミューオン検出器とコインシデンスを取る新たな論理回路を導入し、実際にトリガーが削減されることを示した。これによってLHC が最大輝度を大きく向上させた状況においても、効率の良いデータ取得が行える状況を作ることに成功した。
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