研究課題
若手研究(B)
低エネルギー電子用の高効率分光測定器や反跳核分離装置、真空紫外光測定装置などを開発し、さらに放射化学的技法を駆使し、様々な化学状態の235mUおよび229mTh試料を調製して、その崩壊観測を実施した。235mUが化学状態に依存して半減期だけでなく、内部転換電子スペクトルも変化することを観測し、核崩壊の化学状態依存性を直接的に議論することができた。また、229mThに関しても、その崩壊事象を観測することはできなかったが、娘核種の妨害などを明確化し、今後の研究に有益な情報を得ることができた。
放射化学