現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
恒星内部での反応確率を求めるためには、出来るだけ低い反応エネルギーでの測定データが必要になるが、当年度では1.0MeVでの測定が完了した。これまでの測定と合わせると、2.4, 1.5, 1.2, 1.0MeVでの反応確率の測定に成功したことになるので、これにより十分な精度で反応確率を求めることができるようになったと考えられる。 1.0MeVでの測定のために実験装置の改良を複数点について行った。1つは、マイクロチャネルプレートを用いた飛行時間測定器であり、他にも炭素ビームの電流量を増強するための前段バンチャー等がある。それらは全てうまく動作し、実験の成功に役立った。
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