研究課題
若手研究(B)
室温での巨大な電気磁気効果など実用化に対し有利な振る舞いを示すオケルマナイト物質において、パルス強磁場下での物性測定を軸にした実験から、その効果の機構・発現条件の解明を目的としたものである。研究対象のCa2CoSi2O7は、250K以下の低温では、通常のオケルマナイト構造の3倍の超格子構造を持つことが知られていた。本研究により、超格子構造の対称性としてはP21212の方が妥当であるという結果を得た。また、1.4Kでの強磁場磁化過程において新奇の磁化プラトー状態を観測した。
固体物理