研究課題
若手研究(B)
回転する物体中の粒子には磁場が生じることが予言されている。この磁場をバーネット磁場という。我々は核磁気共鳴法をもちいて固体中に生じたバーネット磁場を測定することに成功した。われわれは試料とNMR検出コイルを同じ早さで回転させることによって、核磁気モーメントの符号を反映した NMRシフトが生じることを見いだした。この結果はバーネット磁場の直接的証拠である。NMRを用いたバーネット磁場の測定は未知の核磁気モーメントの符号を決定できる。
スピントロニクス