研究課題
若手研究(B)
自己駆動体の多体系において個体の変形性が集団現象に及ぼす影響を解明するため,研究代表者が先に提案した鎖状移動体モデルを非格子空間に拡張し,数値シミュレーションを実施した.その結果,空間格子の除去により変形性のない場合にも変形性のある場合と同様の不可逆凝集現象が発生するようになること,変形そのものの大きさを増すと個体の移動が促進されること,形状の揺らぎを増すと個体の移動が抑制されることなどを見出し,これらのメカニズムを明らかにした.
非線型物理学