研究課題
若手研究(B)
粉体、コロイド分散系、泡などの高密度粒子系で普遍的に観測されるジャミング転移の理解を目指し、その弾性的な応答、第一原理的な理論、関連した多様な現象の各論的な研究を推し進めた。特に弾性的な応答に関しては、粉体内部の微視的な構造を元に、その振る舞いを理解するスケーリング則を発見した。また、関連現象として、降伏応力を伴うジャミング転移点近傍のレオロジーと同じカテゴリーの挙動をする弾性体の静止摩擦力に関連して、その振る舞いを連続体モデルから解析する手法を開発し、その結果を実験的に確認した。
非平衡物理学