研究課題
若手研究(B)
本研究は、炭素14年代が報告されている富士火山・阿蘇火山・東伊豆の溶岩流から採取した試料に対して、LTD-DHTショー法による古地磁気強度測定を適用することで、過去3万年間における信頼度の高い絶対古地磁気強度データの復元を試みた。10溶岩76試料の測定を行い、最終的には6溶岩から信頼度の高い古地磁気強度データを得た。本研究で得られた古地磁気強度データとこれらの溶岩の炭素14年代における大気の放射性炭素濃度値の比較を行うことで、絶対古地磁気強度と放射性炭素濃度の間の関係性を定量的に捉えつつある。
古地磁気学