研究課題
若手研究(B)
マントルダイナミクスに基づく長時間スケールとコアダイナミクスに基づく短時間スケールの現象を統一的に理解することを試みた.その結果、コアーマントルの長時間進化について、初期地球分化によって形成された始原的な物質の存在が無視できないことが判明した.また、長時間スケールのダイナミクスでは、外核最上部に厚さ100kmから1000km程度の安定成層構造が示唆されるが、その安定成層の成因はコアーマントル間の化学物質交換過程によって生成されることが短時間スケールの現象を解析することによって強く示唆された.
地球惑星流体力学