スーパーアースを含む系外惑星のハビタビリティの議論を目的として、汎用性の高い放射伝達モデルの開発を行った。波数スペクトルを高分解能で計算する line-by-line 放射伝達モデルを基本とし、任意の温度、大気組成プロファイルをもとに惑星大気の放射伝達過程を計算できる。大気大循環モデルや放射対流平衡モデルのための k-分布モデルの開発も行った。本モデルを用いた計算により、ハビタブルゾーンの決定に重要な惑星の対流圏界面には、2つのレジーム(低温で乾燥した圏界面と高温で湿潤な圏界面)があることが明らかとなった。
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