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本研究は、水滴と流れの相互作用を陽に解く数値モデル（“空気＋水滴”DNSモデル）を構築し、それを基に次世代の気象モデルの根幹部分の定式化を試みるものである。課題期間内にDNSモデルを構築に成功し、大型計算機での計算に向けて並列化・高速化も施した。さらに複数のテスト計算結果と観測・理論と比較することで、構築したモデルが現実的に利用可能であることを示した。また、数値実験において必ず伴う問題、方程式の離散化が解く現象に与える影響を、定量的に評価する理論的手法を考案した。さらに、水の相変化の影響が大きい気象現象である深い湿潤対流が、格子幅や背景場によって構造が異なることを示した。
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