研究課題
若手研究(B)
熱帯降水システム起源の海上気象要素摂動の特性について観測データ解析を行い，摂動の大きさと降水活動度の間に有意な相関があること，摂動の大きさはマッデン・ジュリアン振動（MJO）の対流最活発期に最大となる一方で，摂動の結果としての海面潜熱フラックスは最活発期に先行して最大をとることを明らかにした。また，鉛直積算湿潤静的エネルギー収支解析を通して，潜熱フラックス変動はMJOを不安定化させる一方でその位相進行を遅らせる働きをすることを明らかにした。
気象学
