研究課題
若手研究(B)
ダイヤモンドアンビルセルを用いて地球核物理的性質を研究した。放射光を用いて試料の構造や電子状態に関する情報を得るためにその場観察実験を行った.本研究では鉄-硫黄系において200 GPaを超える条件において安定な相や融解関係を調べ,Fe3Sが230 GPa、3000 Kまでは安定であることが分かった。また,圧力媒体についてその静水圧性を調べ、KClやKBrがよい圧媒体であることが分かった。メスバウア分光法や非弾性X線散乱法を用いて、Fe3Sの磁性や音速、FeOの電子状態を室温から高温まで調べた。
高温高圧地球物質科学