研究課題
若手研究(B)
種々の構造を持つ有機テルル化合物について、光照射による炭素-テルル結合開列反応の効率を明らかにし、これら化合物をリビングラジカル重合反応へ適用した。有機テルル基を末端に持つポリマーの効率的な光ラジカル生成反応を用いて、ポリマーのラジカルカップリング反応を開発し、さらにラジカル重合反応機構の解析に応用できることを見出した。有機テルル化合物を用いた酢酸ビニルのリビングラジカル重合反応について詳細な検討を行った。当初目的とした高度な重合制御を達成することはできなかった。
有機化学