本プロジェクトでは,光吸収した金属微粒子がプラズモン現象を発現することに着目し,その微粒子近傍に生じる増強電場を利用した光電流増強効果の研究を電極上で展開した.本研究では、ポルフィリンやトリスビピリジン―ルテニウム錯体および8ナノメートル程度の銀ナノ粒子溶液への電極浸漬法を用いることで,化学構造および分子配向の制御された機能性複合ナノ界面を作製し,モルフォロジー,物性評価を行った.銀ナノ粒子とポルフィリン誘導体からなる複合系において,安定したカソード電流が観測された.またルテニウム錯体においても銀ナノ微粒子と複合したヘテロ界面が構築できることを明らかとした。
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