研究課題
若手研究(B)
本研究では、短いペプチド鎖に対して金属イオンを配位させ、人工的に「折れ畳むこと(フォールディング)」と「3次元的に精密に配置すること(アセンブリー)」を同時に行うことで、ペプチドを基盤とする新規自己組織化ナノ材料の創出を行った。3残基のペプチドの両末端に配位部位を施したペプチド配位子を合成し、これと銀イオンを組み合わせることで、ポリプロリンIIヘリックスで囲まれた、直径2ナノメートルの巨大1次元ナノチャネルをもつ結晶材料の創出に成功し、これを活用した分子認識についても明らかにした。
超分子化学