研究成果の概要 |
一次元チャネル構造を持つポーラス結晶[Co3(2,4-pydc)2(μ3-OH)2]9(H2O)では、200 Kと300 K近傍でチャネル内の水分子の熱運動の凍結に伴った構造相転移をし、大きな誘電異常を見出した。また、[Co3(2,4-pydc)2(μ3-OH)2]9(H2O)は反強磁性秩序と反強誘電秩序が共存する物質であることが示唆される。更に、二次元ハニカム格子構造を持つポーラス結晶[La(OX)1.5(H2O)3]2.5(H2O)では、層間内の水分子の熱運動の凍結に伴った構造相転移があり、120 Kと250 K近傍に大きな誘電異常が観測された。
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