がん及びアルツハイマー病の診断を目的とした、テロメアの長さやタウタンパク質の蓄積、ベータアミロイドのリン酸化をモニターするための分析法の開発を行った。 本研究では、複数個の反応性官能基をもつ化合物の選択的蛍光分析法であるエキシマー蛍光法を適用するため、生体試料分析に最適な蛍光試薬の設計・合成を行った。合成した試薬は陽イオン標識型のピレン蛍光試薬で、市販のものに比べ安定で、含水率の高い溶媒に可溶で、過酷な反応を必要としない。 また、フルオラス分離技術を用いて、ポリアミン、アミノ酸、ヌクレオチド及びペプチド等の分析法開発も行った。
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