研究課題
若手研究(B)
本研究では,方向性電磁鋼板用の高精度磁界・鉄損解析法を開発したとともに,それを電力系統の無効電力調整装置などとして有望と考えるバルブ型可飽和リアクトルに適用し,高効率になるリアクトル構造を提案した.鉄損の増加原因は鉄芯の積層構造による磁束の集中以外に方向性電磁鋼板による磁束の集中でもあることが明らかにした.磁束分布を均一にするために,最も磁束集中が大きいバルブの部分を均等に分割した構造を考案した.提案型リアクトルの鉄損は最大約30%を低減できることを明らかにした.
電気機器