脳神経電位計測システムを体内に埋込むことが出来るまで小型に実現することは、Brain-Machine Interface(BMI)実現のための重要な要素技術となる。本研究は、そのような応用に向けた電極アレイのための、超高密度信号処理回路の開発を目的としており、提案する新規デジタル補正技術に基づくアナログ回路の高精度化手法について、その指導原理を明らかにした後、神経電位アンプやA/D 変換器への適用し、LSI試作・評価を通じて低消費電力化、小型化、高精度化を実証した。また、これらを基盤としたアレイLSIの設計・試作も行っており、今後の応用計測や実用化研究への発展が期待される。
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