研究成果の概要 |
本研究課題では, エネルギーが空間的に局在する現象について, ナノテクノロジーでの応用を視野に入れた基礎的研究を行った. 解析対象は, マイクロカンチレバーアレイ, 電磁機械系, および炭素単原子鎖である. マイクロカンチレバーアレイと電磁機械系に対しては, エネルギー局在状態の位置に対するフィードバック制御, パラメトリック励振による不安定化を達成した. また, 炭素単原子鎖については, 同等の特徴を持つ古典的非線形格子を用いて検討し, これまでに知られていない新たな局在状態を発見した.
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