研究課題/領域番号 |
25820213
|
研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
ピパットポンサー ティラポン 京都大学, 工学(系)研究科(研究院), 准教授 (10401522)
|
研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2016-03-31
|
キーワード | アーチ効果 / 土質力学 / 盛土 / 荷重分布 / 模型実験 / 下界定理 / 地盤沈下 / 締固め土 |
研究実績の概要 |
2013年度の研究で,模型実験による三角形盛土の沈下実験では堤防下部で主応力の向きが変化し,沈下直後に急激に盛土下部の鉛直方向の圧力が下がることが確認されている。2014年度の研究ではアーチ効果の進展と堤防の高さとの関係を調べるため、既存の研究と同じく基礎地盤が沈下上昇を再現できる1Gモデルの実験装置上に三角形盛土以外に様々な高さの台形盛土を形成する。模型実験で使用する砂は乾燥した硅砂6号、硅砂8号と含水比が10%になるように調整した硅砂6号の3種類を用いる。乾燥した硅砂6号、8号は砂撒き装置を用いた空中落下法により盛土を作成し含水比10%の硅砂6号での実験は既存の研究で用いられ物理的性質が既知であるものにするため相対密度が35%になるように調整して盛土を作成した。盛土形成後は沈下中の堤防下部の鉛直方向の土圧、水平方向の土圧を計測し、初期状態からの変化を観察した。模型実験後は実験結果と主応力軸の向きを仮定して計算した理論上の解析結果との比較を行なった。
|
現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
当初研究計画は進んでまいりましたが,異動の影響を受け,一部の実験・解析が不足になっております。
|
今後の研究の推進方策 |
沈下中の盛土の変形を確認するとともに,全て土圧の変化に注目して結果を整理する。
|
次年度使用額が生じた理由 |
触覚センサーを利用して,土圧計による測定値および理論値と比較する実験において,研究に遅延が生じている。
|
次年度使用額の使用計画 |
触覚センサーを利用して,土圧計による測定値および理論値と比較する実験を行う関連費
|
備考 |
基礎の沈下を受ける盛土内のアーチ効果
|